ドキュメント
構造・機能・故障分析
ステップ2〜4:キャンバスに構造要素、機能、故障チェーンを描きます。
動画は英語の画面で収録しています。本文のボタンやメニューの名前は日本語の画面の表記です。
チャプター · 4:59
ステップ2〜4では、1つのキャンバス上にFMEAの骨格を描きます。まず構造要素を、次に要素ごとの機能を、最後に機能ごとの故障を書きます。例は前のガイドで作ったワイパーの文書で、内容はサンプル文書My FMEAと同じです。
キャンバス上のレベル
キャンバスはレベルごとの列に分かれ、右へ行くほど小さな構成部品になります。この例のように3レベルの分析では、中央のレベル2が分析の中心となる着目要素(Focus Element)です。レベル1はすぐ上の上位レベル(Next Higher Level)で故障影響を定義する場所、レベル3はすぐ下の下位レベル(Next Lower Level)です。
レベル1が常に自社製品とは限りません。部品を分析するときは、その部品が組み込まれる顧客のシステムをレベル1に置くことが多く、そのシステムは自社の設計責任の範囲外の場合もあります。
ステップ2:構造分析
- 1空のキャンバスでAdd First Structure Elementをクリックします。
- 2要素を選択した状態でEnterを押し、名前を入力します。例:Windshield Wiper System。
- 3Shift + 右矢印キーで下位要素を作ります。次のレベルに新しい要素ができ、接続線も一緒につながります。
右側のツールバーのボタンでも同じことができます。Add Siblingは同じレベルに、Add Higher Levelは上位レベルに、Add Lower Levelは下位レベルに要素を作ります。ボタンにマウスを乗せるとショートカットキーが表示されます。上のボタンは拡大・縮小と全体表示、一番下のボタンは選択した要素の削除です。
ステップ3:機能分析
構造要素ごとに、その働きを書きます。構造要素を右クリックしてAdd Functionを選び、機能を入力します。
- 機能を選択してShift + 右矢印キー(またはAdd Lower Levelボタン)を押すと、下位の構造要素につながる機能ができます。
- 下位の構造要素が複数ある場合は、どの要素に機能を追加するかを尋ねるダイアログが表示されます。1つだけならすぐに作成されます。
- 緑の線が上位と下位の機能の関係を示します。このつながりが、あとで故障チェーンの通り道になります。
ステップ4:故障分析
機能ごとに、どのように故障しうるかを書きます。最上位の機能の故障が故障影響です。機能を右クリックしてAdd Failureを選びます。
- 1故障影響を選択してShift + 右矢印キーを押します。
- 2故障モードを置く下位の機能を選ぶと、その下に故障モードが作成されます。
- 3故障モードでもう一度Shift + 右矢印キーを押すと、その下に故障原因が作成されます。
このように故障影響、故障モード、故障原因でつながったものが故障チェーンで、オレンジ色の線で表示されます。同じ故障影響から同じ方法でさらにチェーンを作れます。
故障影響の中の赤いSの欄は重大度です。最初は空欄で、評価はステップ5のリスク分析で行います。
このガイドではQSA Hubの使い方を説明します。FMEAの手法そのものについては、まずFMEAガイドをご覧ください。 FMEAガイドを読む