ドキュメント
リスク分析と最適化
ステップ5〜6:分析ウィンドウで故障チェーンを評価し、改善処置を計画します。
動画は英語の画面で収録しています。本文のボタンやメニューの名前は日本語の画面の表記です。
チャプター · 5:41
ステップ5では故障チェーンごとにリスクを評価し、ステップ6ではリスクを下げる処置を計画します。どちらも画面下部の分析ウィンドウで行い、そこにはキャンバスで選択した要素の故障チェーンがまとめて表示されます。
分析ウィンドウ
ステップ5を開くと、画面下部に分析ウィンドウが表示されます。キャンバスで要素を選択すると、その要素が属する故障チェーンが故障影響から故障原因まで表にまとめられます。
- 右側のツールバーの分析ウィンドウボタンをクリックすると、ウィンドウが閉じてキャンバスを広く使えます。もう一度クリックすると開きます。
- 上端のハンドルをドラッグして高さを調整します。
ステップ5:リスクを評価する
- 1重大度:故障影響の赤いSの欄をクリックして評価点を入力します。最初の値はすぐに反映されます。すでに評価した重大度を変更すると、重大度には根拠を残す必要があるため、変更理由を尋ねるダイアログが表示されます。
- 2現行の予防管理(PC):故障原因が起きないように、すでに行っている設計上の活動です。
- 3現行の検出管理(DC):リリース前に故障を見つける試験や検証の方法です。
- 4発生度(O)と検出度(D):値をクリックして一覧から選びます。一覧には、この文書に割り当てられた評価基準が評価点ごとの説明とともに表示されます。
処置優先度(AP)は重大度、発生度、検出度の組み合わせから自動で計算され、H、M、Lで表示されます。
複数の故障チェーンを扱う
1つの要素が複数のチェーンに属している場合、分析ウィンドウに上下の矢印とチェーン番号が表示されます。矢印でチェーンを切り替えると、ウィンドウに表示中のチェーンがキャンバス上でも太い枠で示されます。ウィンドウがキャンバスを隠してしまうときは、右側のツールバーの「全体表示」をクリックしてください。
右側のツールバーにある太陽のアイコンのボタンは、押すたびに3つのハイライト状態を切り替えます。
| 状態 | キャンバスに表示されるもの |
|---|---|
| ハイライト: すべてのチェーン | 選択した要素を含むすべてのチェーン。つながっていない要素は隠れ、矢印は太い枠だけを移動します。 |
| ハイライト: 1つのチェーン | 分析ウィンドウで選んだチェーンだけ。矢印を押すと次のチェーンに丸ごと切り替わります。 |
| ハイライト解除 | キャンバス全体。 |
たとえばワイパーの文書のレベル1には、払拭とパーキングの2つの機能があります。「すべてのチェーン」のハイライト中に、ワイパーが止まってしまう故障影響を選択すると、その影響のモーターブラシのチェーン2本だけが残り、ほかの故障影響とパーキング機能は消えます。Escを押すと選択が解除され、再び全体が表示されます。
ステップ6:改善処置を計画する
故障原因をもう一度選択すると、分析ウィンドウの一番下に最適化の行が表示されます。
- 予防処置(PA):故障原因の発生そのものを減らす設計変更です。
- 検出処置(DA):故障をより確実に見つけるための試験です。
- 責任者と目標完了日。
- ステータス:Openから始まり、作業の進み具合に合わせて更新します。
- 処置後に予想される発生度と検出度:入力すると処置後のAPがすぐに再計算されます。
このガイドではQSA Hubの使い方を説明します。FMEAの手法そのものについては、まずFMEAガイドをご覧ください。 FMEAガイドを読む